
こどもの日を前に、五月人形やこいのぼり、つるし飾りなどを展示する「那珂の端午の節句展」が、那珂市戸崎の歴史民俗資料館で開かれている。5月6日まで。
かぶと飾りやよろい飾り、金太郎の武者人形などの内飾りは、17点を展示。同館所蔵品のほか、市民から寄贈されたもので、大正時代から現代までのもの。
つるし飾りは、市民グループ「那珂つるしびなの会」と「キルティー工房」の制作で、展示は約230本。こいのぼりやかぶと、金太郎の人形などが連なっている。
同展の開催は2007年から。以前から、桃の節句に合わせた「雛人形展」の開催が恒例だったが、「男の子の節句飾りも展示してほしい」との声が多かったことから開催を始めた。
「どの飾りや人形にも、男の子の健やかな成長への願いが込められている。贈った人、贈られた人への思いもはせながら、見てもらえたら」と、同館館長の中嶋圭子さん。