鉾田市中居の飯塚喜右衛門さん(74)の農業用ハウスで、レモンの収穫作業が進んでいる。
栽培品種は、「グランドレモン」と「レモネード」。グランドレモンは丸みのある果実が特徴で、レモネードは皮をむいて食べられる甘い品種。収穫は、来年1月末まで続く。
ハウス内には高さ約2メートルのレモンの木が、50本ほど並んでいる。
県内では、レモンを本格的に栽培する農家は少なく、飯塚さんもまだ3年目。
飯塚さんは、今年7月にマイタケ農家から転身した。マイタケの栽培は30年以上続けていた。転身の理由は、資材や燃料費の高騰。「どうせやるなら珍しいものをつくろうとレモンにしたんだ」と飯塚さん。栽培方法は独学で身に付けた。
試験栽培だった昨年は、約1000個を出荷。今年は、増産を願っているが、「どうなることだろう」と笑う。
飯塚さんのレモンは、大洋まいたけセンターほか、同市内一部の農産物直売所で販売している。同社☎︎0291・39・6246。