水郷潮来あやめまつりで盛り上がる潮来市を、持ち前の明るさと行動力で、さらに活気づけようという人たちがいる。行動の場は、同市潮来の大門河岸公園。同公園は、前川に架かる思案橋の北岸近くで、長勝寺へ向かう通り沿い。まつり期間中は、立ち寄る人が多い。明るく行動力にあふれる人たちはそこで、6月4・11・18日の午前10時と午後1時に、大道芸を披露する舞台を開く。見学は無料だ。
笹本仁子さん(66)と濱良枝さん(73)は、コンビで南京玉すだれを披露。オリジナルの漫談を交えた内容だ。末廣勝さん(73)、由紀子さん(68)夫婦は、「がまの油売り口上」。
会場で、手作りの匂い袋を配るという神原乙子さん(88)は、長年、まつり期間中の同公園に、無料休憩所を設けてきた。演者は、神原さんの活動に感化された古くからの友人らだという。篠塚宏八さん(79)は裏方を買って出た。篠塚さんは、「高山植物のように、ひっそりときれいな花を咲かせたい」と話す。