みんなでともす駅前イルミ 勝田、佐和、那珂湊駅前(茨城・ひたちなか市)
勝田駅東口のイルミネーション。今年は市誕生30年を記念して、国営ひたち海浜公園のネモフィラの青をテーマカラーにした

 ひたちなか市内の3つの駅前で、ひたちなか商工会議所がともすイルミネーションが点灯している。駅は、JR勝田駅、佐和駅と、ひたちなか海浜鉄道湊線那珂湊駅。今年で21回目。

 特徴は、3駅とも違った演出になっていること。3駅前それぞれに、地元にある電気や設備会社などと協力して、工夫を凝らして電飾している。もう一つは、「大胆さかな」と、同商議所の飛田和明さん(55)。「都会風のおしゃれなイルミネーションをまねてもつまらない。派手に盛ろう!と、思いっきりやっています」と笑う。電飾の色も、他にはあまりない赤や紫を基調とするなど、例年独自の路線で展開している。

 「イルミネーションサポーター」として、市民から1口1000円の寄付を募って行っているのも特徴。同制度は2011年から。当時の電球は故障が多く、買い替え費用がかさんで、電球の数をなかなか増やせずにいたことがきっかけ。長崎県の商議所が行っていた活動を参考にして始めた。

 今年も100万円以上が集まっている。「みんなでともしている明かり。そんな温かさも感じてもらえたら」と、ひたちなか商議所の岩見聡さん(24)。

 点灯期間は、勝田、佐和駅が来年1月31日まで。那珂湊駅は1月15日まで。午後4時半から点灯し、勝田、佐和駅は午前0時、那珂湊駅は午後9時まで。

 同商議所☎︎029・273・1371。

 

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