高萩市安良川の高萩八幡宮の駐車場にこのほど、コンテナの中に本を並べた私設のミニ図書室「みんなのとしょしつ」が登場した。
本は、小説や絵本など約4000冊。貸し出しノートが置いてあり、一部の本を除いて、借りたい本があればノートに記入をして借りることもできる。
本のほとんどは、同神社の鈴木重穂宮司の妻・美保さん(61)の私物。結婚後に購入して読んだものが中心で、ミステリー、サスペンスなどジャンルはさまざま。絵本も好きで、自分用に買ったものや、2人の子どものためにそろえたものもある。
図書室を設けたのは、「本を読んだり、おしゃべりしたり、近所の人が気軽に集まれる場所を作りたかった」と、美保さん。以前から思いを周囲に話していたところ、コンテナを提供してくれる人が現れたという。
コンテナは、本棚や出入り口、窓を取り付けたり、息子で禰宜(ねぎ)の誠人(あきひと)さん(27)の友人らが色を塗ったりして改装した。
利用は午前10時~午後4時で、雨天時は開館しない。雨天時以外でも、都合で休む日がある。問い合わせは、同神社☎0293・22・3611へ。