「展示場内のアオハダやハウチワカエデ、アオダモ、イロハモミジなどの落葉樹が徐々に見頃を迎えています。ぜひご来場ください」とは、笠間市湯崎の落葉樹専門造園会社「自然樹院」の上野幹男さん。
上野さんは20年前、勤めていた会社を早期退職し、落葉樹を専門に扱う造園会社を起業した。庭作りに使用する樹木は山取りの美形樹にこだわる。岩手・早池峰(はやちね)山の山林などから掘った樹木をいったん自家農園に植え込み、茨城の気候になじませた後に庭作りに使用する。これまで県内外の約200件の庭作りを行ってきた。
「新芽や若葉が深緑に変わり、やがて紅葉となり、そして葉が舞い散っていく落葉樹は、春夏秋冬それぞれに素晴らしさがあり、魅力が尽きません」と上野さん。庭作りの相談や設計、庭木の剪定(せんてい)、樹木の病気診断なども随時受け付けている。年中無休。同社☎0296・78・3762。