17日に天狗の物語披露 玉造座が新選組まつりで(茨城・行方市)
「ぜひ見に来て」とメンバーら

  行方市と周辺地域のメンバーで構成する市民劇団、玉造座は、9月17日に同市玉造公民館で行う公演に向けて、けいこを重ねている。

 公演は、同公民館と、同市芹沢の法眼寺で行われる第18回なめがた新選組まつりの催しの一つ。開演は午後2時半。

 公演の演目は、笠間市の愛宕山に伝わる天狗伝説がベースだ。

 玉造座は、発足して20年ほど。NHKの大河ドラマで新選組が取り上げられることが決まり、ゆかりの地を盛り上げようという地域の機運にのったという。

 今公演のように、新選組と関係のない物語も扱うが、時代物中心で、殺陣(たて)を見どころにすることが多いのは、新選組由来の劇団だからだという。

 隊長(代表)の斉藤正さん(54)は発足当初からの団員。「当初の目的も大切にしているが、活動していくなかで生まれた多くの人とのつながりが一番のよろこび」と話す。

 出演者の一人の香取裕依さん(32)は、正式メンバーではないが高校生のころから、同劇団に関わっている。

 香取さんは、「年齢も立場も全く違う人たちと、一つのものを真剣につくりあげるのは、とっても楽しいもの」と話している。

 同市は、新選組の初代筆頭局長として知られる芹沢鴨ゆかりの地。

 

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