牛久在住・笠原鉄明 彫刻展 「常陽史料館」(茨城・水戸市)
作品「揺らぐ月」

 牛久市の彫刻家で、国画会会員、日本美術家連盟会員の笠原鉄明さんの作品展「笠原鉄明 彫刻展―時の狭間に―」が、水戸市備前町の常陽史料館で開かれている。7月16日まで。入場無料。

 笠原さんは1953年富山県生まれ。同県の木彫工芸高等職業訓練校を卒業後、社寺彫刻を学んだ。彫刻への興味が膨らみ、東京の太平洋美術学校に入り、彫刻家の鈴木実さんに師事した。造形しやすく、人間の肌色にも近いというクスノキを素材にして作品を制作、国内外で発表している。

 展示は、数十本の腕が、見えない月をつかみとるかのように伸びる作品「頭上の月」など、23点。「身近なもの、リアリティーのあるものを探って、人間の在り方を考える仕事がしたい」と、笠原さん。

 午前10時~午後5時45分。月曜休館。同館☎029・228・1781。

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