
手提げ袋やシューズ入れなど、子どもの入園・入学グッズ作りを手伝う講座「子育てママ・パパの応援講座」がこのほど、笠間市美原の地域福祉センターともべで開かれた。
講師は、裁縫が得意な地域の先輩女性たち13人。参加した5人は、講師の丁寧な手ほどきを受けながら、オリジナルの袋を仕上げた。
同市社会福祉協議会主催の春恒例の講座。
参加者は、子どもの好みの布地などを持参した。始めは、「ミシンを使うのは久しぶり」「仕上げられるかな」などと、少々不安顔。講師たちは、「少しぐらい曲がって縫っても大丈夫」と、励ましたり、余った布でポケットを作ることを提案したり。仕上がると、一緒に万歳して喜んだ。
市内の中郡則子さん(37)は、小学校に入学する長男の道具箱入れの袋を作った。「ポケットの付け方や、マチの部分の作り方など、1人ではどうしていいかわからなかった。息子が喜んでくれたらいいな」と、うれしそう。
講師の1人、海老沢まさ子さんは、「娘と一緒に作ったような気持ち。手伝わせてもらえて、手作りする楽しさが何倍にも広がった」と、笑顔だった。