
イタリアのブルーチーズに合わせることを狙いとした日本酒「松盛 チーズに合う日本酒」を、常陸太田市小沢町の酒蔵「岡部合名会社」がこのほど開発した。
ブルーチーズの特徴の1つは塩味が強いことで、新開発した日本酒は、まろやかなうまみと、ほどよい甘みで、塩味とのバランスをとった。
同蔵と、県内の酒販店で販売されるほか、イタリアに輸出される。
開発は、県産業技術イノベーションセンターと共同で行い、人間の感覚を頼りにする官能評価と、成分分析も細かに行った。同蔵の仕込み水も成分分析の対象となり、同蔵の社長、岡部彰博さん(44)は、「伝統の技術と科学の力で造った新しい日本酒」と自信を込める。
同酒は、先週に開いた同蔵創業150周年を記念したイベントで初披露した。来場者からは、「甘口で女性でも飲みやすい」「日本人好みの味。地元特産のチーズとも相性が良い」などの感想をもらったという。720ミリリットル入り1870円。





