米袋エコバッグ展 手作り歴4年の石井さん 55点展示 30日から県JA会館で(茨城・水戸市)
展示予定の米袋エコバッグと、石井さん

 米袋をリサイクルしたエコバッグの展示会「米袋エコバッグが歩く日本の旅」が7月30日から、水戸市梅香の県JA会館で開かれる。作ったのは、同市の石井登志子さん。展示する米袋エコバッグは約55点。米袋は全国47都道府県から集めた。展示は8月2日まで。

 石井さんは、30kg入りの米袋でエコバッグを作って4年ほど。軽くて丈夫な米袋を捨ててしまうのは「もったいない」と感じ、新聞紙で作るバッグを参考にして作ってみたのが始まり。今年3月には、「米袋エコバッグ」として、特許庁の実用新案に登録した。

 全国の米袋で作ろうと思ったきっかけは、自作した米袋エコバッグを、九州に住む友達にプレゼントしたこと。友達は、石井さんのエコバックを参考に地元の米袋でエコバッグを作った。 その写真を見たら、袋に博多織や西郷隆盛などのイラストが入っていて、米袋にも地域性があるのを知った。「全国の袋で作ったら、面白いかも」とひらめき、各地の友人に声をかけたところ、袋を集めて送ってくれた。

 苦労したのは、東京や沖縄、大阪など。「米どころではないからか、なかなか見つかりませんでした」。個人の米店の袋を集めるなどして、乗り切った。

 展示会を企画したのは、「米袋の魅力と、ものを大切にする気持ちが伝わればうれしい」と、石井さん。

 展示場所は、同会館1階の「クオリテLab(ラボ)」。時間は午前10時~午後4時。入場無料。駐車場は台数が限られているため、なるべく近隣の駐車場を利用して来場を。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう