清流高生のオリジナル地域おこし弁当 生徒とパン店などの町内の飲食店が共同開発(茨城・大子町)
弁当の写真を持つ大森さん(中央)と、坂本さん(左)、藤田さん
11日の文化祭「輝流祭」で限定販売

 大子町大子の県立大子清流高校の1年生が、地元の飲食店と協力して、町産の食材を盛り込んだ7種類の弁当「地域おこし弁当」を開発した。それぞれ半年以上をかけて開発した労作で、11日に開かれる同校の文化祭「輝流祭」で、数量限定で販売する。

 弁当を開発したのは、総合学科の28人。町の特産品などを学び、産業を理解する授業の一環で取り組んだ。

 協力したのは、パン店、カフェ、和食店、コーヒー店など7店。生徒たちが町の特産品を調べ、「中華」「和食」「エスニック」「カレー」などをテーマに7つの弁当案を飲食店に提案。2回の試食を行いながら、販売する個数や価格も決めた。

 弁当の一つ、「わんぱく弁当」は、“がっつり系”。奥久慈しゃもの卵入りの炒飯と、油淋鶏(ユーリンチー)がメイン。油淋鶏にはタルタルソースも添えて、味の変化が楽しめるようにした。「米も大子町産」とは、藤田逸平さん(15)。

 女性にお勧めなのが、「おひさまカンパーニュBOX」。町産の塩こうじを付けて焼いた照り焼きチキンなどの具を挟んだサンドイッチだ。「詰める量も工夫しました」と、大森陽色さん(15)。

 坂本匠さん(16)は、「どのお弁当も、町のおいしさを詰め込んだ。目標は完売です」とPR。

 販売は午前11時から。予約や取り置きはできない。値段は1000~1200円。問い合わせは、同校☎0295・72・0079。

 

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