“少年”たちの夢広場 ラジコン専用サーキットオープン(茨城・鹿嶋市)
サーキットを運営する岡見さん(左から2番目)ら4人(写真は岡見さん提供)

 電動ラジコンカー専用のオフロードサーキット場「かしまRC(ラジコン)サーキット」がこのほど、鹿嶋市小山にオープンした。

 運営するのは、ラジコン大好き少年が、そのまま大人になったような4人。同市の岡見正仁さん(49)、小澤潤さん(43)、谷口泰道さん(50)、千葉県成田市の小寺賢諭さん(50)だ。

 サーキットには、起伏に富んだ1周約115mのコースがある。コース幅が広く、初心者からベテランまで楽しめるように工夫している。

 発起人は岡見さん。きっかけはコロナ禍だった。ラジコン熱は小学校高学年をピークにさめていたが、緊急事態宣言下で時間をもてあまし、再びラジコンのコントローラーを手にした。「一気に少年時代にタイムスリップした」と岡見さん。近所の公園や、県外のサーキット場にも行くようになった。

 SNSに、その様子を投稿したことを通して、3人と知り合ったという。

 3人も、“特技”を生かしてサーキット運営に貢献している。サーキットのある土地は、土木工事業を営む小澤さんが資材置き場として使っていた場所。造成工事も引き受けた。コースレイアウトは谷口さんが中心になって決めた。谷口さんは自宅の庭にもコースをつくっている。小寺さんは、元プロのラジコンメカニック。事業として成り立つように総合的なアドバイスもしている。

 岡見さんは、「ラジコンの魅力を多くの人に知ってもらえタラ」と話す。

 7月7日は、「ビートル」のみを走らせる「ビートルフェスティバル」を開く。対象は30人で、事前申し込みが必要(応募多数の場合抽選、車体は持参、参加費一般男性4000円)。

 開場は午前10時~午後5時(土・日曜、祝日は午前9時から)。利用は一般男性4時間2000円(車体は持参)。問い合わせは、同サーキット080・5423・7974へ。

 

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