
古河市出身の女性画家で、幕末から明治にかけて活躍した奥原晴湖(せいこ)(1837~1913年)の作品展「奥原晴湖と近代の南画」が2月21日から、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれる。4月20日まで。南画は、主に山水や花鳥を描く絵画。中国絵画に影響を受けて江戸時代に成立した。
展示は約35点。同時期に活躍した本県ゆかりの南画家と、小川芋銭ら新南画を生み出した作家の作品も展示する。
奥原は古河藩士の家に生まれ、中央画壇で活躍した。男性のまげを落とすことを定めた断髪令で、女性ながら断髪するなど、大胆な性格でも評判だった。
3月23日までの前期、同25日からの後期で一部展示替えあり。
同1日は、ワークショップ「水墨画を体験してみよう」を開催。時間は午前10時と午後1時半の2回。当日受け付け先着各20人程度。同8日、4月6日の午後1時20分からは、担当者による作品解説「ギャラリートーク」を開く。
入場料一般360円、70歳以上180円など。月曜休館(2月24日は開館し、同25日は休館)。同館☎0293・46・5311。