梅と筑波石の共演(茨城・水戸市)
筑波石が点在する梅園(写真は以前の満開時。同協会提供)

茨城再見聞

 つくば市の筑波山中腹にある梅林で、恒例の「筑波山梅まつり」が開かれている。標高250㍍付近に約1000本の梅の木があり、開花状況は2月25日現在で4部咲き。標高が高いためか、水戸の偕楽園より開花が幾分ゆっくりだ。

 地元のつくば観光コンベンション協会に聞いた、筑波山梅林の魅力は3つ。1つは、木を低くせん定しているため、目の前で楽しめる花が多いこと。2つ目は、園内に点在するこけの生えた「筑波石」が、独特の風情を醸し出していること。梅の花との対比も楽しめる。3つ目は、眺望。梅林最上部の「展望あずまや」からは、眼下に、梅の花と筑波山ろくの田園風景や研究学園都市の街並み、天気に恵まれれば東京スカイツリーや富士山が望めるという。

 今年の梅まつりは3月19日まで。筑波山名物のガマの油売り口上実演(期間中毎日)をはじめ、各種イベントを開いている。筑波山梅林の梅シロップを使った飲み物などの販売など、グルメも魅力。詳細は、同まつりのホームページに掲載している。同まつり実行委員会☎029・869・8333。

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