施設とネットの二刀流 ユーチューブで活躍する理学療法士(茨城・神栖市)
参加者と体操する小峰さん(中央)。「みんなでたくさん笑って、健康寿命を伸ばしたい」

 神栖市日川の理学療法士、小峰康裕さん(50)のもう一つの顔は、ユーチューバー。理学療法士の専門知識と、笑いの要素を取り入れたオリジナルの脳トレ体操を公開している。

 始めたのは2018年。現在、951本の動画を公開中。サイトの登録者数は約1万人で、サイトの名前は「にこにこ体操」。

 体操の一つ「リンゴの唄」は、「赤いリンゴに 唇寄せて」などの歌詞に合わせた振り付けをしながら歌うというもの。

 動画で小峰さんは、表情豊かに、また、大きな体をコミカルに動かして見本を見せる。「私を見ているだけで笑ってくれる人もいます」と、小峰さん。

 もともと、人に役立つことが好きだった。理学療法士になった当初から、休日などに、勤務先以外の施設を訪ねて、ボランティア活動に当たることもあった。

 ユーチューバーになったのは、喜んでもらえる人を増やしたいと思ったからだ。「人前で体操なんてできないという人も多い。ネット経由なら敷居が下がるんじゃないかと考えた。僕自身も楽しみながら、長く続けていきたい」と小峰さん。

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