潮来市の写真愛好家、郡司忠則さん(58)の写真展が、鹿嶋市宮中の鹿嶋勤労文化会館内スクエアギャラリーで開かれている。展示は、近県の四季の風景16点。「コロナ禍の中、大自然の変わらぬ営みの様子から、少しでも活力を得てもらえたら」と郡司さん。31日まで。
写真はA3ノビサイズ。山梨県で、桜の花と富士山をからめて撮影した作品「春富士」、栃木・霧降高原から望む朝焼けと雲海をとらえた「紫色の朝」、福島・桧原湖の夜明け前の様子を撮った「裏磐梯ブルー」など、現場の空気感まで伝わって来る写真が、春夏秋冬の順で展示されている。
郡司さんは、中学2年のときに写真クラブに入部して写真に触れた。20年ほど前、栃木・瀬戸合峡の美しさに感動したことから腰を据えて取り組みはじめ、仕事の休日などを利用して撮影へ。個人の名刺には“写真旅人”と肩書きを書いている。
「どれか1枚でも、気に入ってくれたらうれしいです」と、郡司さん。入場無料。午前9時~午後6時開場(31日は正午まで)。月曜休館。同館☎︎0299・83・5911。