クリスマスシーズンに人気が高まるポインセチアの出荷作業が、鉾田市大和田の大久保花園で進んでいる。合計約2600平方メートルある同園のビニールハウスには、赤と緑の鮮やかな葉をつけた鉢植えがずらりと並ぶ。
作業は今月下旬がピークで、12月上旬まで続く。出荷先は、首都圏が中心。出荷数は例年、約2万鉢だ。
一般的なポンセチアの鉢植えは、ボサ仕立てと呼ばれる。ほかに、茎を高く伸ばすツリー仕立てや、茎をリース状に仕上げるリース仕立ても出荷する。
花店などでの販売価格は、3~4000円が中心で、リース仕立ては4~5000円で販売される。
同市には、4軒のポインセチア栽培農家があり、密に情報を交換している。
同園の大久保三男さん(64)は、「変わり仕立てが鉾田の特徴。毎年楽しみにしているという声も届き、励みになっている」と話している。