北浦湖岸の優しい玉ねぎ 「沖洲玉ねぎ」収穫期 生産者減で流通は限定的(茨城・行方市)
収穫作業をする幡谷さん夫婦

  行方市沖洲で収穫される「沖洲玉ねぎ」が収穫期だ。同市玉造甲の市観光物産館こいこいの店頭に並ぶほか、一部の農家では市外にも出荷している。

 沖洲玉ねぎは、水分が多くえぐみが少ないのが特徴。北浦湖岸の砂地を含んだ土壌が影響しているという。かつては生産者組合があり、市場にも流通していたが、近年は生産者が減り、入手経路は限られている。

 幡谷敏江さん(69)は生産者の1人。収穫期は、夫の守さん(72)と力を合わせて作業する。幡谷さんおすすめの食べ方は生食。「薄くスライスして、食べて。水にさらさないで大丈夫」とすすめる。

 市観光物産館こいこい店長の中根延枝さん(47)は、「毎年楽しみにしている人が多い。みんなで食べて、地域の味覚を守っていってもらえれば」と話している。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう