北茨城市立石岡小学校(高橋裕子校長、児童数18人)の全校児童がこのほど、地元を流れる大北川の生態系と環境を観察した。同校が20年ほど前から、総合的な学習として行っているもの。
授業は「ザックザック隊」と呼ばれている。川底を網でザクザクとさらうのが名前の由来。
児童らは、川に入って、カニ、エビ、ドジョウなどを観察した。大北川漁業協同組合の組合員や、環境保全などに取り組む石岡交流会、保護者などが見守った。
3年の松倉杏心(あこ)さん(9)は、「多くの魚が暮らしていた。大北川がきれいだと分かってうれしい」と笑顔だった。
石岡交流会会長の鈴木久雄さん(75)は、「川に親しんで、地元に愛着を持ってもらえれば」と期待した。