復興のシンボルがSNSで人気 日立駅近くの防潮堤(茨城・日立市)
防潮堤の前に立つ和田さん。防潮堤の裏側はすぐに海。上に見えるのは日立バイパスの旭高架橋

 JR常磐線日立駅の海岸口近くの海辺に、SNSで人気のフォトスポットがある。日立駅といえば太平洋を一望するガラス張りの駅舎が全国に知られる。それを目当てにやってきた人が駅を出て、海辺に向かった先に、フォトスポットはある。

 すぐ近くで生まれ育った和田信弘さん(60)は、「脚立を用意して、構図にこだわった写真を撮っていく人もいるよ」と話す。

 フォトスポットは、海岸沿いの防潮堤に、「ひたち郷土かるた」を拡大して描いた場所。ひたち郷土かるたは、日立市の名所などをテーマに制作されている。

 防潮堤のかるたは2011年12月に描かれた。和田さんら地域有志の呼びかけが始まりで、行政のほか、多くの個人や事業者の賛同を得た。作画には、地域の子どもたちも協力した。

 取り組みには、防潮堤への感謝の思いを込めた。同年3月に起こった東日本大震災の津波から、地域を守ってくれたからだ。「かるたは、地域の復興のシンボルでもある」と和田さん。

 

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