県都の新花見スポット 県庁舎《見頃は3月下~4月上旬》(茨城・水戸市)
以前の見頃の時期に撮影した県庁舎を囲む桜並木(水戸市提供)

 水戸市笠原町にある県庁舎は、約300本のソメイヨシノがつくる桜並木に囲まれている。周囲には、周回できる広い歩道が設置されていて、距離は1周約1.5km。庁舎南側の並木は特に背が高く、大きなトンネルをつくる。

 植えられたのは1999年の庁舎造成時だが、近年改めて花見スポットとして注目されるようになった。2019年からは、見頃の時期に合わせて、敷地内の「調整池駐車場」を一般に開放するようになったからだ。同駐車場には、約100本の桜が植えられている。

 開放日は例年、土、日曜の4日間を設定。昨年は2100人が訪れた。開放日には、駐車場の開放だけでなく、庁舎南側の歩道に花見ベンチが設置される。

 職員4人に、庁舎の桜の魅力を聞いた。

 道路維持課の40代男性職員は、「駐車場に車を置いて、それほど歩かずにお花見ができるところ」。同課の30代男性職員は、「近くにカフェやパンやさんがある。手ぶらで来ても楽しめますよ」。管財課の40代男性職員は、「庁舎25階の展望ロビーから見下ろすのもおすすめ」。同課の20代男性職員は、昨年4月に出先機関から本庁勤務になった。「最初の春は、余裕がなくて桜を楽しめなかった。今年は楽しみたい」

 今年の開放日時は、3月下旬~4月上旬に設ける予定。公開についての問い合わせは、県管財課☎029・301・2387。

 

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