

水戸市が梅まつりでにぎわい始める頃、鉾田市当間の和菓子店「なかね製菓」には、「桜餅」にまつわる問い合わせが入り始める。
「『今年はいつから?』の声を聞くと、いよいよ春が来るなと思います」とは、中根康雄さん(66)。
桜餅のシーズンは3月末まで。多い日は、1日に200個を販売する。
こだわりは、自家製のあんと皮。あんは、先代の久さん(92)がこだわりを詰めたあんを、時代に合わせて調整した。久さんは甘党で、以前は1日に10個以上のまんじゅうを食べたこともあるという。
皮の生地は、小麦粉と白玉粉、砂糖を水でといて、食紅でほんのり色付けする。生地作りは康雄さんの担当。目指すのは、薄すぎず、濃すぎない、桜の花びらのような上品なピンク色だ。
生地を焼くのは、康雄さんの義理の娘、伶那さん(27)の担当だ。夫で、康雄さんの長男、康介さん(33)とともに一昨年から店に立つ。
伶那さんは関西出身で、桜餅といえば道明寺だった。道明寺は、つぶつぶとした道明寺粉の餅であんを包むのが特徴。伶那さんは、「ふるさとの桜餅も好きだけれど、ここの桜餅もおいしくて大好き」と、笑う。
桜餅は5個入り750円(税別)。午前8時~午後6時営業。月曜定休(祝日の場合は営業し、翌日休み)。同店☎0291・32・2948。





