ひたちなか市津田の津田コミュニティセンターは8月24日から6日間、坂東市のミュージアムパーク県自然博物館の協力で、「移動博物館」を開く。恐竜の頭骨や動物のはく製などを展示して、コミセンが“博物館”に変身。
同コミセンの夏休み企画の一つ。移動博物館は、県自然博物館が、県内の学校や公共施設に資料を展示し、博物館を利用する機会が少ない人たちに見学してもらうもの。
同コミセンでの移動博物館の開催は初めて。展示はほかに、昆虫や植物、化石の標本など。サメのはく製やシロクマの毛皮など、実際にさわれる展示もある。
「せっかくなので、地域参加型で楽しむことにしました」と、副センター長の大畑まり子さん。会場には、地元の子どもたちの恐竜などをテーマにした手作り品も展示する。空き箱や紙コップ、針金など、さまざまな素材を使った力作ぞろい。移動博物館の開催を前に、地域の子どもたちに作品作りを呼びかけた。
また、会場の一角に設ける「蝶の博物館」は、地元のチョウの採集家2人の協力を得たコーナー。地元や外国のチョウの標本や写真を展示する。
開催は8月29日までで、時間は午前9時~午後5時(最終日は正午まで)。入場無料。地域在住者以外の人の来場も可能。問い合わせは、同コミセン☎029・274・4121。