大洗町桜道の大洗鹿島線の高架下にある花壇は、地元の桜道6区町内会が設置してから約20年。「地域の自慢の場所です。花壇作りが地域の輪も深めてくれている」と、常会長の永塚道弘さん(71)。
設置の発起人は、初代会長の小松崎清さん(78)だった。かつて高架下は、草が伸び放題で、ゴミが捨てられるなどしていた。交通事故につながる心配もあったという。
「地域で何とかしようと思いました」と、小松崎さん。小松崎さんは、町内会に呼びかけ、大洗駅をはじめ各方面に出向き、花壇設置の許可を取り付けた。砂利が敷いてあった土壌は、みんなで土に入れ替えるなどもした。
花壇の花は、春と秋に新しい苗を植えている。作業の様子は、いつも楽しげだ。現在の花は、ニチニチソウ、サルビア、マリーゴールドなど。「これからも、大事に守っていきたい」と、メンバーたち。