秀吉、家康、信長の書状そろう 東大史料編纂所所蔵品展 県立歴史館(茨城・水戸市)
 「貴重な史料がそろっています」と、山縣さん

 東京大史料編纂(へんさん)所(東京)が所蔵する史料を、国宝・重要文化財を中心に紹介する企画展(アーカイブズ展)「史料を集め、伝え、そして編む−東京大学史料編纂所の過去と現在−」が、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。展示は、国宝8点、重要文化財10点を含む約80点。

 注目は、豊臣秀吉、徳川家康、上杉謙信、織田信長など名だたる戦国大名たちの書状。

 「羽柴秀吉起請文(きしょうもん)」は、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が「本能寺の変」の翌日、毛利方の武将に宛てた書状。昨年10月に発見された史料で、今回が全国初公開。

 秀吉の史料でもう一つ注目は、「豊臣秀吉自筆消息」。秀吉が聖護院門主道澄に送った自筆の手紙で、追伸には、自分の手紙は難読なので、皆で相談して判読するのがよいと冗談めかして記されている。「茶目っ気のある人柄も伝わってくる史料」と、首席研究員の山縣創明さん(44)。

 同編纂所は、日本に関する史料の研究、編纂や出版を行う研究機関。今展は、その史料や取り組みを紹介し、今後の史料学のありかたも考えていこうと、同館と初めて共催した。

 会期は3月22日まで。3月1日までを前期、同3日からを後期とし、一部展示替えを行う。

 入館料一般390円、70歳以上200円など。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館)。同館TEL029・225・4425。

 

記事中画像= 「羽柴秀吉起請文」

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