日本ファンが熱視線 昨年は台湾から400人 古民家民泊「黒澤永之亟」
「実家や祖父母宅に帰ったようだと、喜ばれます」。宿の前で、宿主の柴沼淳さん

 笠間市池野辺の古民家民泊施設「黒澤永之亟(えいのじょう)」が、海外の“日本ファン”の注目を集めている。
 昨年宿泊した約500人のうち、約8割は台湾からの観光客。以前には、台湾のユーチューバーも訪れた。
 宿主は、施設名になっている黒澤永之亟さんの孫、柴沼淳さん(48)。施設はかつて、黒澤さん夫婦の自宅だった。
 柴沼さんは、14年間にわたり、台湾で会社勤めをした経験がある。当時、日本への旅行を重ねる台湾人と頻繁に出会ったことが、施設開設のきっかけになった。「多くの日本ファンは、日本の観光地を行きつくしていて、新たな楽しみを探していた」と柴沼さん。
 土間やいろりがある祖父母宅を思い出した後、友人のドイツ人を連れて帰ってみた。友人が、絶賛してくれたことが背中を押した。
 宿泊以外の体験オプションも好評だ。野草摘み、芋掘り、餅つきなど、四季に合わせて用意している。コンセプトは、「祖父母がしていたような体験」だ。
 宿泊は1日1組限定。1人1泊9000円(2食付き。2人から予約可。体験料は別途必要)。詳細は同宿のホームページへ(宿名で検索できる)。問い合わせは、同宿☎070・3964・0735。

 

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