笠間市のオカリナの工房「オカリーナの平本」代表の平本孝雄さん(79)はこのほど、同市特産の栗をモチーフにしたオカリナ「栗りぃな(くりーな)」を作った。
一般的なオカリナとは違う丸形で、「縦笛のようなイメージもあるかな」と平本さん。高さは約10cm。素材の土は、地元産。やわらかい音色も特徴だ。
作ったきっかけは、昨秋のイベント「かさま新栗まつり」で、主宰するオカリナ教室の生徒たちと演奏したこと。演奏を聞いていた山口伸樹市長から、「栗のオカリナがあったら面白いかも」と、声をかけられた。
平本さんは、オカリナを制作して40年。栗をモチーフにして制作するのは初めてだったが、「すぐにイメージがわきました」。
栗りぃなは、1つ1万800円(平本さん演奏の6曲入りのCD付き)で販売している。問い合わせは同工房☎080・7887・4900。