母屋で、酒とフレンチ提供 酒蔵「木内酒造」がレストラン開店(茨城・那珂市)
店内各所に美術品が配置されている

 創業200年の酒蔵「木内酒造」(那珂市鴻巣)は、自慢の酒と創作フレンチを、趣ある日本家屋で楽しめるレストラン「母屋」をオープンした。場所は、同酒蔵の敷地内。

 日本家屋は、同酒蔵を守ってきた木内家の母屋。建てられたのは昭和初期で、欄間(らんま)や天井などの多くが、当初の姿のまま。

 創作フレンチのメインは、酒造りのノウハウを生かした「醸造発酵技術」を、県産食材に盛り込んだもの。「那珂湊産鰆(サワラ)の粕漬け」「17カ月熟成自家製プロシュートご飯」ほかのレパートリーがある。肉料理、デザートにも、県産食材をふんだんに使用している。

 酒は、一般に流通しているもののほか、古酒など未発売のものも提供する。

 シェフの白井啓介さん(32)は、「旬の食材と酒造りの技術が融合した折々のコースメニューを味わって」と話している。

 ランチは正午からで5500円、ディナーは午後6時から1万円で提供。プラス3000円で、酒との組み合わせが楽しめる。

 要予約。火、水曜定休。同店☎︎029・298・2550。

 

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