
水戸市南町の菓子店「木村屋本店」は、3月20日の彼岸の中日に、300個以上のおはぎを販売する。製造作業は午前5時半から始まる。前日から準備したもち米と小豆をふかして、手際よくつくっていく。
おはぎ目当ての客は多く、22日の彼岸の開けまで、毎日200個ほど用意する。
おはぎとぼたもちの定義には、諸説ある。春につくるのがぼたもちで、秋につくるのがおはぎという説もある。同店は、年間を通しておはぎとして販売していて、製法なども変わらないという。
客から、ぼたもちとおはぎの違いを問われた時は、「粒あんがぼたもち、こしあんをおはぎと呼ぶのが先代からの教えと答えている」と、同店6代目の木村智彦さん。
同店のおはぎは、こしあんでくるんでいる。1個230円。