ひたちなか市田彦のボウリング場「勝田パークボウル」に勤める井崎寛菜(かんな)さん(18)が先月、ボウリングのプロテストに合格した。
井崎さんは、同施設を拠点に活動するスポーツ少年団の1期生で、プロになったのは同少年団のメンバーでは初めて。
井崎さんは、ボウリング好きの両親の影響で、小学1年の時から少年団に所属。滑らかなフォームから繰り出すコントロールの良さを武器に、高校2年の時に出場した国民体育大会では3位に入賞した。
プロテストの受験は、3月の高校卒業を機にしたもので、初挑戦だった。
実技、筆記試験、面接があり、4~5月にかけて、愛知や京都、東京を会場に行われた。実技試験の2次試験では、父の賢二さん(54)のお下がりのボールを使ってパーフェクト(300点)をたたき出すなどして、合格をつかんだ。
プロになることは、小学1年の時からの夢。きっかけは、勝田パークボウルのイベントに来場した女子プロボウラーにあこがれたこと。「見かけはかわいいのに、投げるボールは速くて、かっこよかった。自分もそんなふうに思ってもらえる、地元に愛される選手になれたら」と、井崎さん。