高萩市の切り絵作家、國安暁さん(76)の個展「ふるさとの四季」が10月29日から、北茨城市磯原町磯原のかつらぎ画廊で開かれる。11月6日まで。
國安さんは、切り絵を始めて44年。日本剪画(せんが)協会会長の石田良介さんに師事し、郷愁を誘う日本の原風景を表現してきた。
展示は、童(わらべ)が登場するふるさとの風景と、宮沢賢治の作品をモチーフにした3点など約50点。宮沢賢治は好きな作家の1人で、いつか作品にしたいと温めていたという。うち1点の「宮沢賢治セロ弾きのゴーシュより」は、6月の同協会の全国展で優秀賞を受賞した。
入場無料。午前10時~午後5時(最終日は同3時まで)。10月31日は休み。同廊☎︎090・8581・1161。