笠間市笠間の笠間日動美術館は、「日本の美 再発見。」と題した展覧会を開いている。新年に、日本の美しさを再発見してもらおうと、絵画や書、写真など約100点を展示した。3月9日まで。
展示は「歴史画」「書と墨彩画」「日本の四季」の3章構成。注目は、洋画家の和田英作が描いた紫式部「近江石山寺紫式部」(1925年)、大洗海岸を題材にした藤島武二の油彩画「日の出」(1931年頃)など。
同時開催として、「追悼 柳下征史写真展」を開催。柳下さんは、常陸大宮市の記録写真家で、2023年に亡くなった。茨城の原風景の撮影がライフワークで、かやぶき屋根の民家を、四季の自然とともに撮影した写真で知られた。
1月11日と2月8日の午後2時からは、柳下さんの息子の知彦さんと、担当学芸員による作品解説「ギャラリートーク」が行われる。
入館料大人1300円、65歳以上1000円など。月曜休館(1月13日、2月24日は開館し、翌日休館)。同館☎0296・72・2160。