明治末期から昭和初期に活躍した日本画家、速水御舟(はやみ・ぎょしゅう)の展覧会「速水御舟展」が2月21日から、水戸市千波町の県近代美術館で開かれる。
速水(1894~1935年)は、23歳で日本美術院同人に推挙され、横山大観らに高く評価されたが、40歳で早世した。短い画家生活ながら、次々と画風を変化させ、新しい表現に挑み続けた。
今展は、細密描写による写実表現から、古典的な絵画への回帰を経て、単純化と平面性を伴う後期作品へと至る速水の画業を、3章構成でたどる。
講演会「速水御舟《埃及(エジプト)風俗図巻》の修復について」(3月5日午後2時、講師は、東洋絵画修復家の半田昌規さん、定員250人、要事前申し込み)など、関連イベントあり。
会期は3月26日まで。入場料一般1100円、70歳以上550円など。月曜休館。同館ホームページで、「日時指定WEB( ウェブ)整理券」(無料)を取得した人が優先的に入場できる。同館☎029・243・5111。