サイに疫病退散の願い込め
サイのオブジェと鈴尾さん

 日立市助川町で鉄工所を営む鈴尾康樹さん(71)がこのほど、サイをモチーフにした鉄のオブジェを完成させた。

 長さ2㍍超で、重さ約120㌔。鉄製のツノは、どんな壁でも突き破りそうなほど鋭い。また、胴の部分には、エンジンをイメージしたという鉄の細工がなされ、ベルトを回すとピストンが上下する精工さ。エンジンを置いたのは、作品に勢いをつけたいという思いからだ。鈴尾さんは、「 コロナ禍も吹き飛ばしてくれるはず」と話している。

 鈴尾さんは、サイのほかにもさまざまな鉄のオブジェを制作していて、9日から、日立市旭町のホテル天地閣で、鈴尾さんの作品展が開催される。開催期間は2月28日までの予定。

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