皇居内にある博物館施設「三の丸尚蔵館」の収蔵品を中心に、皇室に受け継がれてきた近現代の陶磁器の名品を紹介する「皇室と近代の陶磁 三の丸尚蔵館名品展」が9月16日から、笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれる。
三の丸尚蔵館は、皇室ゆかりの美術品を収蔵管理、調査、公開する施設として、1993年に開館した。収蔵品は、宮中での慶事の際の献上品や展覧会での買い上げ品など、貴重なものばかり。
展示は114点。茨城とのゆかりの深い作家の作品については、県陶芸美術館の所蔵品なども加えて紹介する。
講演会「皇室と近代の陶磁 三の丸尚蔵館収蔵品にみる」(講師は、宮内庁三の丸尚蔵館学芸室の岡本隆志さん、9月16日午後1時半、予約優先定員90人)ほか、関連企画がある。
会期は12月10日まで。観覧料一般840円、70歳以上420円など。月曜と、9月19日、10月10日は休館(9月18日、10月9日、11月13日は開館)。同館☎0296・70・0011。