歴史伝える棟札を発見 息栖神社の屋根裏で 見学受付中(茨城・神栖市)
大塚光男さんと、2枚の棟(むな)札(写真奥)

 神栖市息栖の息栖神社の神門の屋根裏で、2枚の棟(むな)札が見つかった。棟札は、建物の新築や修理を行う際、建物内部の高所に貼り付ける木札。建物の建築年数や担当した大工の名前などが記されている。普段、人の目に触れることは少ない。

 1枚は、昭和38年の修理工事の際に記されたと思われるもの。もう一方は、同年の御本殿拝殿社務所新築工事のものと見られる。

 同神社は、神社と地域の歴史を伝えるものとして、期間限定で見学を許している。同神門は現在修復工事中で、見学が許可されるのは工事期間のみ。工事は4月上旬までの予定。

 同神社氏子総代会責任役員の大塚光男さん(76)は、「昭和38年は、焼失した社殿を再建した意味がある年」と話している。

 

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