福島県いわき市の鉄の彫刻家、安斉重夫さん(73)の作品展「鉄が語るファンタジーの世界」が、笠間市笠間の県陶芸美術館県民ギャラリーで開かれている=写真。11月20日まで。
安斉さんは、鉄を溶接して作品作りをして約40年。
展示は、絵本の中の一コマのような、牧歌的な物語を込めた壁掛けやオブジェ、時計など50点。高さ約2㍍の大作「カマキリ三郎君」は、羽を大きく広げたカマキリを制作。「小さいけれど、空が飛べるなど、人間よりもすごい能力を持っている。生き物の世界を見直すきっかけになったらとの思いを込めた」と、安斉さん。
入場無料。午前9時半~午後5時(最終日は同3時まで)。月曜休館。同館☎︎0296・70・0011。