多摩美術大学教授で、日本現代陶芸の第一線で活躍している井上雅之さんの個展「井上雅之 描くように造る」が6月11日から、笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれる。
井上さんは、1957年兵庫県生まれ。ろくろで成形後に、割った陶器の破片を作品の一部に用いたり、ボルトで陶のパーツを組み立ててダイナミックな作品を作り出したりするなど、自由な発想で作品を作り、陶の可能性を広げてきた。
今展は、井上さんにとって過去最大規模の個展。幅16㍍の造形作品をはじめ、大型の作品を中心に約70点を展示する。
井上さんによるトークイベント(6月18日、8月6日各日午後1時半)、担当学芸員によるギャラリートーク(7月9日、午後1時半)ほか、関連行事あり。
会期は8月28日まで。観覧料一般840円、70歳以上420円など。月曜と7月19日は休館(7月18日、8月15日は開館)。同館☎︎0296・70・0011。