大子町立さはら小学校(相田清美校長、児童数18人)の児童たちが昨年12月24日、同校のグラウンドで、熱気球に乗った。高さ約10メートル付近まで上がり、上空からの眺望や風の感覚を楽しんだ。
体験会は、同校の近くに住む星栄一さん(75)が、地域への感謝を込めて企画したもの。星さんは20年前に町内に家を買い、千葉との2拠点生活を始めた。「町の人たちが優しく迎えてくれて、すぐになじめた。本当にうれしかった」と、星さん。
星さんは熱気球を趣味にして45年で、操縦するパイロットの資格を持つ。体験会を開きたいと同校に相談すると、「児童や地域の人たちへのクリスマスプレゼントにしよう」と決まった。
ゴンドラをつけた熱気球は、高さ約20メートル。この日は、ゴンドラの部分にロープをつけた係留飛行という方法で飛行した。体験会の運営は、星さんの熱気球愛好家仲間3人のほか、地元の人たちも協力した。
6年の我妻舞香さん(12)は、「思ったよりも高くて、ふわふわした感じ。見たことのない景色を楽しめた」と、笑顔。星さんは、「子どもたちもお年寄りも来てくれて、みんなの笑顔が見られてうれしかった」と喜んだ。
この記事が気に入ったらフォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @TownIbaraki