広重が描いた東海道五十三次 「大洗町幕末と明治の博物館」(茨城・大洗町)   
歌川広重 東海道五十三次之内 箱根 廣澤美術館所蔵

 大洗町磯浜町の大洗町幕末と明治の博物館で、特別展「広重が描いた東海道五十三次」が、開かれている。10月1日まで。

 展示は、江戸時代後期から幕末にかけて活躍した人気浮世絵師・歌川広重の連作風景版画「東海道五十三次」の全55図。

 展示品は保永堂版「東海道五拾三次之内」。広重の出世作で、「不朽の名作」とされている。広重はほかにも、多くの東海道シリーズを描いた。

 また、「双筆五十三次」も展示している。同作は、背景の風景画を広重が描き、三代歌川豊国が前景の人物画を担当した合筆。「2組の東海道五十三次を見比べながら楽しんで」と、同館。

 展示品は、筑西市の廣澤美術館の所蔵品。

 同町と廣澤グループなど5者は2月、相互交流と協力を拡大する「茨城アートライン」協定を締結した。今回は同協定に基づいた初めての展覧会となる。

 入館料一般700円など。午前9時~午後5時開館(最終入館は午後4時半)。水曜休館。同館029・267・2276。

 

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