6月に静岡県で開かれた「日本知的障がい者バドミントン選手権大会」で3位に輝いた県立勝田特別支援学校高等部3年の平野亜季さん(18)がこのほど、ひたちなか市役所を訪れ、秋本光徳教育長に大会の報告をした。
同大会は、一般社団法人日本パラバドミントン連盟主催で、開催は6回目。今大会には40人が参加した。
平野さんは女子シングルス部門に出場。3グループに分かれて行われた予選は、1位通過。準決勝で惜しくも敗れ、3年連続の3位となった。「今年も3位を取れてよかった。来年は1つ上の2位を目指したい」と、目を輝かせた。
競技を始めたのは、小学校入学前から。体を動かすことが好きで、バドミントンの選手で、地元少年団でコーチも務める母親の樹帆子さんの影響を受けた。
小学6年間は少年団に所属し、中学時代は、通っていた学校にバドミントン部がなかったため、少年団の卒業生らと一緒に練習した。現在通う特別支援学校にも同部はないため、同様に練習を続けてきた。
秋本教育長は、「努力を続けることは大変だったはず。積み重ねたものを今後の人生に生かして」と、話した。