女性の内面の美しさを表現した女性像を制作している日立市の人形作家、日高朋子さんの作品展「日高朋子 創作人形展 カノン~響きあう~」が、水戸市備前町の常陽史料館で開かれている。11月12日まで。
日高さんの人形は、桐などの木を土台にして、油絵の具を塗ったり、和紙を重ねて貼ったりして色付けして制作している。
展示は40点。背筋をピンと伸ばした独身女性、子どもを抱き、慈しみ深い表情をたたえる母親など、女性の優しさやしなやかさ、強さを表現している。
日高さんは、大学在学中から独学で人形制作を始めた。ブロンズ像の制作を学んだが、より温かみややわらかさを表現したいと、木での制作を始めた。日立市美術展などで入賞歴がある。
入場無料。午前10時~午後5時45分。月曜休館。同館☎029・228・1781。