
水戸市木葉下町の市森林公園のシバヤギの赤ちゃん「カレンちゃん」のトレードマークは、左右の前脚にある黒いハート型の模様。元気いっぱいな様子と相まって、職員や来園者の間で「かわいい」と評判だ。
カレンちゃんは雌。今年2月に双子として生まれた。カンナちゃんと名付けられたもう1匹の両脚に模様はない。父のサチオさん、母のカノンさんも真っ白で、体に模様はない。
カレンちゃんの模様に最初に気づいたのは、飼育員の吉原和子さん。カレンちゃんが生まれて数日後のこと。小さなハートが2つ、しかも左右同じような場所にあるのが愛らしくて、思わず心が和んだ。スマートフォンで写真を撮り、職員らに見せると、みんな驚き、ヤギ舎に集まってきた。
吉原さんは飼育員をして13年ほどになるが、「ハート型の模様がある子は、今までで初めて。ハート型なので、見た人たちに幸せな気持ちが届きそう」と、笑顔だ。
カレンちゃんら同公園のヤギは、公園内のふれあい牧場内で見ることができる。同牧場の入場時間は午前10時~午後3時。ゴールデンウイーク期間中は、子ヤギを抱っこできる体験なども行う予定だ。
問い合わせは同公園☎029・252・7500。