グループワークで心育む 神栖高校で1年生141人が参加(茨城・神栖市)
授業の様子(神栖高校提供)

 県立神栖高校(園部晃嗣校長)でこのほど、グループワークを通して心を育み、良好な人間関係を築き上げることを目的にした特別授業が行われた。指導に当たったのは、茨城大学人文社会科学部教授の正保春彦さん。4月から毎月1回、実施してきて、今回が最終回だった。

 グループワークは、複数の人たちが一定のルールをもとに、交流を進めていくもの。正保さんは、グループワークの著書があるグループワークの専門家。正保さんは、楽しみながら進められるグループワークを推奨している。

 特別授業を受けたのは、同校の1年生141人。授業では、5、6人のグループになって、それぞれが思いついた文節をつないで一つの物語を作ったり、2人1組になり、1人があるキャラクターだという設定で会話をしたりした。正保さんは、「自分が発した言葉が相手にどう伝わるかを考えて、会話をしよう」などとアドバイスした。

 1年生担任の阿部豚人教諭(25)は、「授業を重ねていくうちに、生徒たちの肩の力が抜けて、コミュニケーションが円滑になった。今後も考え方を取り入れて、生かしたい」と、話していた。

 

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