全国各地の祭りの風景を撮影した写真展「歳時記を行く FINAL」が、鉾田市立図書館で開かれている。撮影者は同市の梶山利治さん(72)。梶山さんは、「47都道府県の祭りを撮影すること」を目標にして約30年。今年2月に達成した。
今展では近年撮影の44点を展示。愛知県南知多町の「豊浜鯛祭り」、北海道美瑛町の「美瑛火祭り」、沖縄県那覇市の「首里城古式行列」など、それぞれ祭りの象徴的な瞬間を切り抜いている。
梶山さんは、日本写真協会、日本写真作家協会会員。祭りの迫力に魅せられて撮り始めたが、「どんな祭りも、守っている人たちには気概がある。そこに迫りたくなっていきました」と、梶山さん。
2008年から、祭りをテーマにした写真展を続けてきた。会場は東京・銀座で、4年に1回のペースだった。先日銀座でも開いたが、地元の人にも見てほしいと、図書館で開くことにした。祭りの撮影は今回で区切りをつけたため、展覧会のタイトルに「FINAL」を加えた。
会期は10月15日まで。午前9時~午後6時開場(最終日は同3時まで)。月曜休館。