お祭り写真家の最終展 キャリア30年の梶山さん 市立図書館で15日まで(茨城・鉾田市)
「大小かかわらず、どのお祭りも魅力がありました」と、梶山さん

 全国各地の祭りの風景を撮影した写真展「歳時記を行く FINAL」が、鉾田市立図書館で開かれている。撮影者は同市の梶山利治さん(72)。梶山さんは、「47都道府県の祭りを撮影すること」を目標にして約30年。今年2月に達成した。

 今展では近年撮影の44点を展示。愛知県南知多町の「豊浜鯛祭り」、北海道美瑛町の「美瑛火祭り」、沖縄県那覇市の「首里城古式行列」など、それぞれ祭りの象徴的な瞬間を切り抜いている。

 梶山さんは、日本写真協会、日本写真作家協会会員。祭りの迫力に魅せられて撮り始めたが、「どんな祭りも、守っている人たちには気概がある。そこに迫りたくなっていきました」と、梶山さん。

 2008年から、祭りをテーマにした写真展を続けてきた。会場は東京・銀座で、4年に1回のペースだった。先日銀座でも開いたが、地元の人にも見てほしいと、図書館で開くことにした。祭りの撮影は今回で区切りをつけたため、展覧会のタイトルに「FINAL」を加えた。

 会期は10月15日まで。午前9時~午後6時開場(最終日は同3時まで)。月曜休館。

 

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