日立市大久保町の大久保鹿嶋神社の夏の恒例行事「祭頭祭」がこのほど、同神社の境内、参道、石段などで開かれた。
夕暮れ時からの行事で、長い石段にはキャンドルがともされたほか、境内では、おはやしの演奏、ジャズのライブも行われた。かき氷などを販売する露店も出店した。
同祭りには、一万灯、大助まつりの別称があるが、一般的には、それぞれ別の行事として行われる。また、祭頭祭という名前には、あらゆる祭りの最初(頭)に行われるものという意味が込められていて、鹿嶋市の鹿島神宮の祭頭祭は春に行われる。
大久保鹿嶋神社の宮司、臼井悦郎さん(75)は、「いわれに謎が多い祭りだが、地元に愛されているのは確か。大切にしていきたい」と話した。氏子総代長として行事をまとめた鈴木幸男さん(73)は、「ジャズライブの開催など、初めての試みが成功してよかった。多くの子どもたちが参加したことが何よりうれしい」と話していた。