ビールのつまみにぴったり 大豆農家の枝豆ペペロンチーノ(茨城・茨城町)
焦げ目が付くぐらいよく焼くのがおすすめ。仕上げにしょうゆを回し入れる

 冷えたビールと枝豆は、夏の風物詩。「塩ゆでもおいしいですが、これもビールがすすみますよ」。茨城町若宮の斉藤卓也さん(39)が教えてくれたのは、パスタのペペロンチーノをアレンジした「枝豆のペペロンチーノ」。

 枝豆をさやごと炒め、ニンニク、赤唐辛子、しょうゆで味付けする。さやを口に含んで中の豆を食べると、ニンニクの風味と唐辛子のピリ辛の味が広がる。うーん、ビールが飲みたい。

 斉藤さんは大豆を3種類栽培していて、一部を枝豆として販売する。枝豆は大豆の半分くらいの期間で収穫できる。

 枝豆のペペロンチーノを作り始めたのは、10年以上前から。枝豆がたくさん収穫できたときに、「塩ゆで以外の食べ方はないかな」と、レシピをネット検索してみたのがきっかけだ。

 妻と、「週末、一緒にお酒を飲む時間が楽しみ」という斉藤さん。おつまみ作りは斉藤さんの担当。枝豆のペペロンチーノは、初めて作ったときから「これはいいねと、喜んでくれました」。

 おいしく作る最大のこつは、「新鮮な枝豆を使うこと」。枝豆は味が落ちるのが早いという。「新鮮な枝豆は、ゆでているときの香りもおいしい」

 

枝豆のペペロンチーノのレシピ

 

〈材料〉

枝豆1袋(さや付き、250g)、ニンニク1/2片、赤唐辛子(種を取る)1本、しょうゆ小さじ1、オリーブオイル大さじ1、塩(ゆでる用と味つけ用)各大さじ1

〈作り方〉 

①枝豆をゆでる。枝豆をボウルに入れて、塩大さじ1程度をまぶし、汚れとうぶ毛を落とすように手で揉み込み(米をとぐときのような感じで)、水で洗い流す

②枝豆をボウルに入れた状態に戻し、もう一度塩をまぶしておく

③鍋に水を入れて、沸騰させたら、枝豆を入れて、約8分間加熱する。味見をして、好みのかたさになったら、お湯を切っておく

④フライパンに、オリーブオイルと、薄切りにしたニンニク、輪切りにした赤唐辛子を入れて、弱火で熱する。香りが出てきたら、枝豆を加えて、油を全体によく回す。中火で両面を焼き付けるように炒める。焦げ目が付くぐらいしっかり焼くと、香ばしさが増す

⑤しょうゆを回しかけて、さらにざっと炒める。

完成図の写真

完成図

 

斉藤さんはどんな人?

 

斉藤さんの写真

「作りたての熱々をいただくのがおすすめ」と、斉藤さん

 

 斉藤さんは、農園「ファームランドさいとう」の4代目。米をアイガモ農法で有機栽培しているほか、大豆、麦、もち麦などを育てている。

 枝豆は例年、9月中旬~10月上旬に販売。場所は、ポケットファームどきどき茨城町店、JA水戸茨城地区農産物直売所「さくら」など。近況は、同農園のフェイスブックページ(農園名で検索できる)に掲載している。

 農家仲間と運営しているマルシェイベント「HAERU(ハエル)マーケット」が8月18日午前8時~正午、涸沼自然公園(茨城町中石崎)のせせらぎ広場で開催。出店は19店。荒天中止。

 

 

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