店主の“顔シール”で街巡り 中心商店街43店参加の企画 「顔を覚えてほしい」(茨城・大子町)
イベントのチラシやマップを持つ商店街のメンバー

 大子町中心商店街の43店が、店主や従業員の顔写真シールを使ったシールラリーを行っている。商店街を巡って店の人と顔見知りになってもらおうというのが狙い。店に寄るとシールがもらえ、10枚以上を集めて応募すると、抽選で景品が当たる。開催は3月2日まで。
 同商店街は、JR水郡線常陸大子駅前にある。シール「顔見し~る」の大きさは1枚直径2センチほど。商品を購入しなくても、店に立ち寄ればもらえる。もらったシールは、参加店全店を紹介したマップ兼応募用紙に貼る。10枚で「梅賞」(町特産品詰め合わせ)、43枚で「コンプリート賞」(町産米20キロなど)などの賞がある。
 主催は、店主らでつくる「らっしゃい・でぇご隊」。開催のきっかけは、郊外の大型商業施設の増加やネットショッピングの普及などから、来街者が年々減っていること。来店を促すために、まずは店と顔見知りになる機会をと企画した。
 シールラリーは、同隊と親交のある山形県新庄市のNPOが行っている取り組み。開催にあたっては同NPOからアドバイスを受けた。
 参加する43店は、飲食店、雑貨店、美容室、郵便局などさまざま。マップには、簡単な店紹介を掲載している。シールラリー参加者にミニプレゼントを用意している店もある。
 「開催期間中、商店街に何度も来て、楽しんでもらえたら」と、同隊隊長の小崎武宏さん(46)。問い合わせは、小崎陶器店☎0295・72・0176。

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