全国の高校生が、それぞれの地元食材を使ったオリジナル料理の魅力を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会が東京都内でこのほど開かれ、鹿嶋市の県立鹿島高の3年生3人が準優勝(農産局長賞)に輝いた。
3人は、本村美紅(みく)さん(18)、伊藤海七(うな)さん(同)、松井心琴(みこと)さん(17)。出品したオリジナル料理は、3種類のハンバーガーをセットにした「茨城!周遊おくち旅行」。
3種は、県産野菜たっぷりの「和風あまからお野菜バーガー」、サツマイモとカボチャを合わせてパティにした「うまあま スイートバーガー」、かしま豚の肉を使い、水戸の梅とシソのソースをかけた「さっぱり水戸梅バーガー」。
3人は、「食べることで茨城旅行を楽しんでいる気分になってほしい」と、メニューに込めた思いを話す。
大会には73校218チームが参加した。書類選考を経て、8月には、関東甲信越エリア選抜大会も行われた。決勝大会では、会場でオリジナル料理の調理も行った。
一番集中して練習を積んだのは、選抜大会前の夏休み期間中。受験勉強と両立しながら、毎日のように集まって試行錯誤した。
本村さんと伊藤さんは、管理栄養士になるのが目標。「料理を一から作り上げる苦労、喜びを学べた」と本村さん。「アイデアが形になり、おいしいと喜ばれてうれしい」と、伊藤さん。松井さんは、「仲良し3人で一生懸命頑張れた。いい思い出になった」と、笑顔だ。
なお、3人の挑戦はスーパー「タイヨー」(本社・神栖市)と、子どもの育成活動などをしている鹿嶋市のNPO法人あっとホームたかまつが全面バックアップした。